くまさんこどもクリニック

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急なトラブル

説明くまさん

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「いつもと違ってなにかおかしい」と思ったら受診もしくはご相談を!!
夜間や迷った時は「#8000」に電話で相談してみましょう

熱が出た

熱の多くの原因は「ウイルス感染」と言われていますがちいさいお子さんは、
まだ体温調整が上手にできず、ウイルスや細菌感染以外でも発熱することがあります。

その他の感染症の症状(咳・鼻水など)がないときは
ご自宅でご様子を見てよい場合もあります。

「高熱=重い病気」とは限りません。
まずは落ち着いて対処しましょう。

発熱時の
チェックポイント

  • 生後6か月未満で38℃以上の発熱がある
  • 水分がとれていない
  • 10時間以上おしっこが出ていない
  • ぐったりとしている
  • ぼーっとしている
  • 何度も吐く
  • 眠れない
  • ずっと泣いている
  • 3日以上熱が続いている

上記に該当するときは、ご受診もしくはご相談ください

様子を見てよい場合

発熱しているが、比較的元気にしている
お食事・水分がとれている
おしっこがいつも通り(やや少なくても)出ている
眠れている
テレビを観たり、遊ぶことができる

上記に該当するときは、ご自宅で様子を見るか、ご相談ください
脱水に注意しましょう

解熱剤を使うタイミング

38.5℃以上の熱が出ていて食事・水分がとれないとき
眠れないとき
頭痛・咽頭痛があるとき
元気がなく、ぐったりしているとき など

体重に応じた用量を用いましょう
解熱剤が効いているタイミングで、食事や睡眠をとりましょう
2回以上使うときは、6時間以上あけてください
1日3回まで使用できます

お薬を使って熱を抑えずに、体内でウイルスや菌と戦うことも大切ですが
まずは栄養休養をとって戦う体制を整えること!!が必要であると考えています
そのためにも、お子さんの状態に応じて解熱剤を使いましょう

薬局・ドラッグストアで購入する際は
「アセトアミノフェン製剤」を選びましょう。(薬剤師さんに相談を)
1才から使えるお薬が(粉薬、シロップ、坐薬)市販されています。

発熱を伴うかかりやすい感染症・症状

通園・通学先で感染症が流行っている場合などは特に注意が必要です
しっかり感染対策をしましょう。

こんな時はER受診を
ぐったりしていて、意識がはっきりしない
水分が全然とれていない(半日以上)
おしっこが出ていない(12時間以上)
何度も嘔吐を繰り返す

食欲がないときは、ムリに食べなくても大丈夫です。
ただしこまめな水分補給は必要です。
おしっこがでているかどうかも定期的にチェックしてください

嘔吐した

嘔吐には様々なきっかけがあります

突然吐いた
なにかを食べて吐いた(アレルギーの恐れがあるもの・嫌いな食べものなど)
咳込んで吐いた(咳が強い・喘息発作が起きているなど)
頭痛を伴う嘔吐
風邪のひきはじめの嘔吐(発熱している)
頭をぶつけたあとの嘔吐(24時間以内に頭をぶつけた)
一度にたくさん飲んだり食べたりした など

突然吐いたとき
主な原因は、ウイルス感染によるものが多いです
何らかの原因でウイルスがおなかにはいり、突然吐き気をもよおします
嘔吐が落ち着くと、そのあと下痢を起こすことが多いです

これは体内のウイルスを体外へ排出するために起きていますので
無理に止めず、出し切ってしまいましょう(発熱を伴うこともあります)
「おなかの風邪」と診断を受けることもあります

ノロウイルス・ロタウイルスに感染しているときの便は、白くなることが多いです
(ウイルスを特定するための検査は行っておりません)

いずれの場合でも、症状が落ち着くまで自宅でゆっくり回復に励みましょう
登園・登校は他のお子さんにうつす可能性も高いので、控えたほうがよいかもしれません
体調回復しても、ひと月程度便中にウイルスは含まれます
おむつの扱いに注意しましょう(二次感染に要注意!!)

なにかを食べて吐いた
食品アレルギー物質の含まれるものを食べたときに吐くことがあります
その際はその後のお子さんの様子に注意してください
「顔や身体に発赤・発疹があらわれた」「息が苦しそう」などの症状が出たときは
すぐに受診しましょう

嘔吐のあと
水分補給をする場合は嘔吐から30分程度あけてからにしましょう
一度にたくさんとらせず、まずはスプーン一杯程度から始めて様子をみましょう
食事も無理に食べさせなくても大丈夫です
食欲が出てきたら「消化の良いもの」「柔らかいもの」から少しずつ食べはじめましょう

こんな時は病院受診を
くり返し吐いている
ぐったりしている
顔色が悪い
吐き気で眠れない など
ご心配な時はご相談ください
こんな時はER受診を
なんども嘔吐を繰り返す(6時間程度以上)
呼吸が苦しい(苦しそう)
意識がない
吐き気がないのに吐く
おしっこが出ていない(10時間以上)
嘔吐・下痢をくり返している
頭を強くぶつけた後の嘔吐 など

けいれんがおきた

びっくりしてしまうと思いますが、まずは落ち着いて対応しましょう

けいれんとは自分の意思とは関係なく、勝手に体が動いてしまう症状です

けいれんの特徴
(けいれんかな?と思ったらご確認を)

呼びかけても反応がない
白目をむいている
手足が硬直している
熱がある など

けいれんの種類

高熱によるけいれん(熱性けいれん)
てんかん発作によるけいれん
頭をぶつけたことによるけいれん
低血糖状態の時のけいれん
低酸素状態の時のけいれん
髄膜炎によるけいれん
脳炎によるけいれん など

けいれんがおきたら

何秒(何分)くらい、
けいれんが起きていたか測っておく
左右対称かどうかみておく(目の向き、体の力の入り具合、体の動きなど)
安全な場所へ寝かせる
(吐いたものなどが喉に詰まらないように、顔は横に向けましょう)
※ 受診の際、けいれん時の動画などがあると、より状態を伝えやすくなります
けいれんの既往があるお子さん

熱が出始めたころ(発熱早期:37.5℃~38℃)に、解熱剤けいれん止め(ダイアップ)などを使用(内服・坐薬など)し、様子をみましょう

こんな時は救急車の要請を
初めてけいれんがおきたとき
5分以上けいれんが続くとき
何度もけいれんをくり返しているとき
顔色が悪い
けいれんがおさまっても、手足がつっぱっていたり、目が一方向だけをみているとき
こんな時は病院受診を
30分以上意識が戻らないとき(声をかけたり足の裏をたたいても反応がないとき)
けいれんに左右差があるとき
頭を強くぶつけた後におきたけいれんのとき

熱性けいれん
発熱を伴う感染症にかかった時もけいれんは起きやすくなります
2回目、3回目が起きることもあるので、元気になるまでは注意が必要です
生後6ヶ月~5歳くらいのお子さんに多く見られます

注意してほしいこと
けいれんの起きている間は、口の中に指や物を入れない
けいれんの起きている間や直後には、飲み物や食べ物を与えない

けいれんがおさまり、意識も回復していれば 慌てて受診する必要はありません
落ちついてからご受診・もしくはご相談ください

やけどした

まずは、すぐに冷やしましょう

冷やしかた

流水で5分~10分冷やす
(水の勢いが強すぎないようにしましょう)
衣服を着ている際は、衣服のうえから(無理に脱ぐと皮膚がはがれることがあります)
流水が当てられない部分は、冷やしたタオルを当てましょう
低体温にならないように注意しましょう
手足を冷やしているときは、乾いたタオルなどで体を包みましょう

やけどのあとの水ぶくれ

水ぶくれはつぶさずにしておきましょう
つぶれてしまったときは、
ばい菌が入らないようお薬をぬりましょう
こんな時はER受診を
やけどの範囲が、広範囲または全身のとき
皮膚が大きくめくれているとき など

誤飲した

まずは何を飲んでしまったのかを特定させましょう

  • たばこ
  • 電池
  • じしゃく
  • おもちゃ(ブロック・小さいパーツなど)
  • サプリ
  • 乾燥剤
  • 固形の植物用栄養剤
  • 除光液
  • 殺虫剤
  • アルコール消毒液
  • アロマオイル
  • 液体洗剤
  • 漂白剤

明らかになにかを飲んでしまった時、また突然「息が苦しい」「胸が苦しい」と訴えたり、
顔色が青白い、ぐったりとしている、声がかすれるなどの症状で「誤飲の疑い」があるときも早急な対応が必要です

すぐに救急車を
種類
応急処置
除光液・殺虫剤
吐かせない、何も飲ませない
飲み込んだ内容に関わらず、「呼吸が苦しそう」「ぐったりしている」
「顔が蒼白い」時は、すぐに救急車要請を
すぐにER受診を
種類
応急処置
たばこ・電子タバコ
(灰皿の水など)
吐き出させる、何も飲ませない
電池・じしゃく
吐き出させない
おもちゃ
吐き出させない
シール
吐き出させない
薬・サプリ
吐かせる
飲み込んだものと同じものをご持参ください
吸水性ポリマー
(おむつの中身
・消臭ビーズなど)
口の中にあるものは出す、何も飲ませない
すぐに応急処置を
アルコール消毒液、液体洗剤、漂白剤、アロマオイル
舐めた程度の場合
少量であれば、吐かせず、すぐに口をすすぎ、コップ一杯のお水や牛乳を飲む
その後元気であれば、自宅で過ごしてOK
目に入った場合
こすらず、流水(ぬるま湯)でよく洗う
洗った後も、痛み・かすみ、異物感などあれば眼科を受診してください
化粧品・クレヨン
基本的には有害な物質は規定値以上には入っていませんので様子見でOK
こんな時はER受診を
ゼーゼー苦しそうにしている
咳込みだした
吐いた
腹痛がある
下痢しだした
声がかすれだした など

小さなお子さん(3才くらいまで)は、手に触れたものを口に入れて調べる行動特性があります
手でつかめるものは何でも口に入れる可能性があり、誤飲してしまうこともあります
小さいお子さんがいるご家庭では、手の届くところに危険なものや小さいものを置かないよう十分注意しましょう

誤飲しやすい食べもの、のどに詰まりやすい食べものも注意が必要です

誤飲しやすい食べもの
まめ・ナッツ類(ピーナッツや節分の豆など)・あめ・グミなど
のどに詰まりやすい食べもの
おもち・お団子・こんにゃくゼリーなど
丸くつるつるしている食べもの・
小さくかみ切ることのしづらい食べもの
緊急TEL番号
  • 公益財団法人 日本中毒情報センター 中毒110番
  • 大阪中毒110番(24時間対応) 
    072-727-2499
  • つくば中毒110番(24時間対応)
    029-852-9999
  • タバコ誤飲事故専用電話
    (365日24時間・自動音声での対応)
    072-726-9922
  • 子ども医療電話相談事業
    #8000