くまさんこどもクリニック

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水いぼのおはなし

2024.10.1更新

水いぼとは

水いぼは、伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)といい
触れることでうつる皮膚の感染症です。

水いぼのウイルスに対する免疫ができていない幼稚園児や小学校低学年のお子さんに 多くみられます。

直径1㎜~5㎜の丘疹(丘のようにふくらむ湿疹)で体の中心や腕、お尻、おまたに出ることが多いです。
時にかゆみを伴いますが、かいてしまうと広がってしまいます。

水いぼの治療

1.自然治癒を待つ
水いぼウイルスの抗体を得れば、そのままでも消えていきます。しかし、2年~3年かかります。

2.ピンセットでつまみとる
取り除けばすぐに治療は終わりますが、痛みを伴います。

3.液体窒素による凍結療法
ひとつの水いぼに対し、1~2週間あけて合計3回 、液体窒素をあてて取り除く方法です。
痛みも伴いますし、しばらくの間あとが赤く残ることもあります。

4.飲み薬で増殖を抑える
漢方薬(ヨクイニン)を飲むことで、水いぼが増えないようにします。
(ヨクイニンで水いぼを消失させることはできません)

5.塗り薬で消す
一日2回、水いぼ専用クリームを患部に塗布します。
個人差はありますがおよそ3ヵ月程度で改善がみられるといわれています。

  • クリームは2,200円 税込(保険適用外のため、自費となります)
    ※処方には、医師の診察が必要です
  • 治療についての詳細は、クリニックにお問い合わせください。


くまさんでは、痛くない治療をすすめております。
取らない・焼かない・⾧引かせない治療で、早めに水いぼから解放されましょう。

日常生活で気をつけること

爪は短く切り、清潔を保ちましょう。
(水いぼをひっかいた手で他の場所をさわると、そこから水いぼが増えてしまいます)
家族間でのタオルの共有を避けましょう。(兄弟がいる場合)

プール・水あそびで気をつけること

プールやお風呂に入ったことでうつることはありませんが、肌が触れ合うとうつる可能性があります。
また、ビート板や浮き具でうつることもあります。
保育園・幼稚園や水泳教室によっては、除去しないとプールに入れない場合もあります。

  • ラッシュガード等で肌の露出をおさえるのも良いでしょう。
  • 水いぼをフィルム状のシールで覆うのも効果的です。

水いぼが気になりましたら、ご相談ください。