くまさんこどもクリニック

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おむつかぶれのおはなし

おむつかぶれとは

おしっこやうんちの刺激で、おしりに炎症が起きたり、おむつが当たっている部分(肛門やウエストや足の付け根など)がかぶれ、湿疹や炎症をおこしていることを「おむつかぶれ」といいます。

おしりかぶれの原因

おしっこやうんちが⾧時間肌に触れていたり、おむつの中が汗などでムレることが原因でおしりがかぶれてしまいます。
(あかちゃんの肌は薄く、バリア機能が未熟なため、刺激の影響を受けやすいです)

おむつかぶれになると

初期症状(軽度)
  • 肛門周りがうっすら赤くなります。
  • ぶつぶつが出たりします。
中等症状
  • 痛いので、おしりを拭くといやがるようになります。赤みが広がり、肌がただれて真っ赤になります。
  • 機嫌が悪く、ぐずったりします。
重度症状
  • 水ぶくれができたり、皮フがめくれあがることもあります。
  • 皮フがじくじくし、膿がたまることもあります。
  • 小児科を受診しましょう。

初期症状をみつけたら、おしりふきは使わずシャワーであらい流し、しっかり乾かしましょう。
おむつかぶれは何度もくりかえしますが、きちんとケアすればすぐによくなります

おむつかぶれにならないために

こまめにおむつを替えましょう。
身体に合ったサイズのおむつを選びましょう。
肌に合った素材のおむつを選びましょう。
おむつ交換の時、おしりはこすらず優しく拭きましょう
シャワーで洗い流すのもよいです。
しっかりと保湿をしましょう。ワセリン・亜鉛華軟膏・ベビーオイルなどでの保湿ケアが効果的です。

汗をかき、ムレやすい夏場は特に注意が必要です。
また、下痢をしているときも要注意です。まずは下痢を治しましょう。

受診の目安

赤くはれたり、ただれて皮がむけたりと悪化してしまったらすぐにご受診ください。
また初期症状でも、悪化を防ぐために、受診をおすすめします。
ご心配でしたら、いつでもご相談ください。

大切なのは清潔・乾燥・保護です。
ホームケアで予防しましょう。