くまさんこどもクリニック

木

木

AIスタッフが24時間対応!

くまさんこどもクリニック

AIスタッフが24時間対応!

便秘のお話

便秘とは

腸の中でかたまりとなった便(うんち)が、肛門の直前(直腸)で 溜まってしまうことを便秘といいます。

便秘をそのままにしておくと

直腸はやわらかく、よく伸びる性質があるため、かなりの量のうんちを溜めてしまうことができます。
その状態が続くと便意を感じにくくなり、さらに便秘がひどくなってしまいます。
またうんちが硬くなり、出すときに痛くなったり、出血してしまうこともあります。

便秘を解消するには

飲み薬や浣腸を使って、うんちを出しましょう。

「クセになる」心配はありません。お子さんの状態、親御さんのご希望に合わせてお薬をお出しします。

ただし、グリセリン浣腸は、連用(同じものを続けて使うこと)による耐性(薬剤に対して抵抗性を持ち、薬剤が効かない、あるいは効きにくくなる現象)が生じることがあるため、効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるため、2~3日以上便秘が続くときに使用するようにしましょう

また刺激性の飲み薬も浣腸同様、長期間連用すると薬の効果が薄れ同じ量では効かなくなる可能性があります
非刺激性便秘薬「酸化マグネシウム」や「モビコール」は、大腸や小腸を直接刺激しないため、耐性はつきにくいとされています

めんぼう浣腸
自宅にあるめんぼうを使ってできる、簡単な方法です。
めんぼうの先にワセリンをたっぷりのせて、肛門を刺激する浣腸です。
やり方がわかりにくい場合は、お教えいたしますのでご受診ください。
お食事で気をつけられること
浣腸やお薬を使いながら、便を溜めすぎないようにしたうえで
食事の改善をしていくことをおすすめします。
水分を多めに摂取したり、繊維質の高い食材を積極的に食べましょう。
たくさん遊んで体を動かすことも、できる範囲でおすすめです!
便秘改善につながる食事のとり方など 管理栄養士さんに相談していただけます。
ご希望の方は くまさんこどもクリニックの栄養相談を ご予約ください!!

お伝えしたいこと

大切なのは「ただの便秘」と放置せずに、早めに対処することです。
排便の習慣は、心理的・身体的な発達にも大きく影響します。

おトイレ内をリラックスできる環境にすることも大切です。
ゆっくり排便できる雰囲気をつくる工夫もするとよいでしょう。
(本を持ち込んでゆっくり過ごす。好きな絵やおもちゃを置くなど…)